固定資産税路線価について

固定資産税路線価について
固定資産税路線価は、固定資産税の評価額を算出するための基準となる数値です。
この路線価は、市町村（東京都の場合は区）が3年ごとに設定し、4月頃に公表されます。
一般的に、不動産の公示価格の70%が固定資産税路線価の評価とされています。
固定資産税路線価は、固定資産税だけでなく、不動産取得税や登録免許税、都市計画税の計算にも利用されます。
固定資産税路線価と相続税路線価の違い
一般的に「路線価」と言った場合、相続税路線価を指すことが多いですが、固定資産税路線価と相続税路線価は異なる数値です。
相続税路線価は、相続税の計算に必要な数値であり、金額自体も固定資産税路線価とは異なります。
相続税路線価は、公示価格の80%を基準としていますが、固定資産税路線価は公示価格の70%を基準としています。
固定資産税路線価の調べ方
固定資産税路線価は、一般財団法人資産評価システム研究センターが提供している全国地価マップで確認することができます。
まず、インターネットの検索エンジンで「一般財団法人資産評価システム研究センター」または「全国地価マップ」と検索し、全国地価マップの公式サイトにアクセスします。
公式サイトにアクセスすると、掲載マップ一覧から「固定資産税路線価等」を選択します。
次に、調べたい地域を選択します。
固定資産税路線価等を選択した後には、利用規約を確認し同意した場合、日本の地図が表示されます。
地図上で所在地の都道府県や市区町村を選択し、詳細地図までズームインします。
また、サイトの左側にある住所検索に住所を入力することで、調べたい町名まで直接移動することも可能です。
最後に、調査したい土地に接している道路の数字を確認します。
参考ページ：土地 の 相続 税 評価 額 固定資産税路線価の調べ方と相続税路線価との違いの解説
地図上で土地の評価額を確認する方法
地図上で目的の土地を見つけましたら、その土地に隣接している道路に表示されている数字を確認します。
この数字は、その土地の1平方メートル当たりの評価額を示しています。
例えば、地図上に数字が「200,000」と表示されていれば、その土地の1平方メートル当たりの評価額は20万円であることがわかります。
この方法は、一般財団法人資産評価システム研究センターの全国地価マップを利用して固定資産税路線価を調べる手段となります。
このマップは、土地の評価額を一目で確認できる便利なツールです。
地図上で数字を探すことで、土地の評価額について簡単に情報を得ることができます。
また、この情報は固定資産税の算定や不動産の売買時の価格交渉など、さまざまな場面で重要な役割を果たします。
地価マップを活用して、土地の評価額を効果的に調べましょう。